相川七瀬 FanClub Site
ナナリーノ百貨店 RiskyCat
食品街 エントランス ファッションフロア 音楽フロア ゲームフロア 裏RISKY PRESS 喫茶店 輪廻 イベントスペース ペットフロア トップ
 
喫茶店 輪廻
「インナーチャイルド」

私はこの言葉をすごい避けてきた気がする。
それが何でなのか、最近解り始めた。
オーラソーマの授業でインナーチャイルドの話を多かれ少なかれ話さなければいけないから探求は余儀なく。
私は前世医療法、いわゆるヒプノセラピーを自分自身でもレクチャーする。
なので人の脳のメカニズムにはいわゆる、過去の記憶が多く存在することは解っている。
私達はその記憶を忘れているだけで思い出そうとすれば思い出すことが出来る。
ではなぜ思いださないのか。
それは私たちがその記憶について覚えていると辛かったり苦しかったりするという脳が出す危険信号の為、忘却本能が働くという事なのだが。
私の中のインナーチャイルドは、実に興味深く音楽に関連していた。
子供の頃私は何を隠そう10年以上ピアノを弾いてきた。
でも私は今ピアノを弾かない。
家にもちろんピアノはある。でも弾かない。
今では妹がピアノを弾くので妹のものとして部屋のピアノを見てきたけど、これは紛れもなく私のピアノなのだ。
インナーチャイルド療法は最近ではPTSDの治療法としても心理療法で注目されて、マスト的なものになりつつある。
インナーチャイルド療法もヒプノと同じく、脳波をアルファー波の状態に持って行く事で行われる。
これは何も身体的に痛いわけでも怖いわけでもなんでもない。
ただリラックスしていくなかで、自分に集中していくのだ。
そして過去の子供の頃の自分に出逢っていく作業である。
ではなぜ、その子供時代に戻る必要性があるのか。
私たちは子ども時代に必ず凍り付いたチャイルドを持っている。
例えば親や大人達に「こうしなさい」「ああしなさい」「おまえはだめだ」「こうなりなさい」などと言われて制限されてきた自分の自我というものがあるのだ。
これは親が悪いと言う事ではない。
親にもそのまた親がいて、そのループは先祖へ、そして過去生へと繋がっていく。
子供の頃は親が絶対的な神様である。
親の言う事を聞くしか、無力な子ども時代にはないのだから。
そのときに、自分の否定的な性格の根元があるとしたら、そこまで戻って行く事で、もう誰にも制限されないで自分の人生を、今思いきり生きていけるように、いうなれば過去と今を統合するのが、インナーチャイルドワークだ。
私がこの訓練を受け始めて対面したのはピアノがうまく弾けないことを祖母に皮肉混じりにいわれている4才の自分だった。すっかり忘れていたんだけど、私自身。
そこから私がとった行動はサイレントモードでの演奏と、祖母が家を空けたときにしかピアノに触れなかった。
その先に私はピアノを続けていたけれど、私は楽器音痴だと自分に思い込ませて歌を歌いだしたんだった・・・という事を思い出した。
私がこれを思い出した時、ものすごくすっきりした。
ああ、私楽器音痴じゃなかったのか・・・ただ小さな私は下手だと言われて傷ついてしまっただけなんだと。
このように誰の中にも、小さな存在としてチャイルドは必ず住んでいるのだ。
どうだろう?皆さんの中にもきっと存在しているはず。
完全に私のこの訓練が終わったらインナーチャイルドヒーリングの授業をやってみようと思っている。
    バックナンバー
    [改装日 2004.10.22]