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自分の中心にいるという事。これは禅の教えでも重要視される。
私のレクチャーする授業の中でもたびたびこの言葉が出てくる。
というよりは私が誰かに伝えるべきメッセージではなく、宇宙から私へのメッセージかもしれないと最近よく思う。
瞑想という概念があるが、昔はそれを宗教じみているとか怪しいとかそういったイメージで捉えていたものが今はハリウッドの世がブームとマドンナのカバラスクールのお陰もありイメージに惑わされやすい日本にもだいぶ、ファッショナブルなものとして瞑
想は取り入れ始めている。
私も瞑想歴6年近くになるが、始めた頃は5分と目をつぶったままでいられなかった。目をつぶっていても雑念だらけ。考え事の嵐。意識は常に内側ではなく外側にある感じだった。3年目くらいだろうか、ピタッとした感触とともに無の空間を一瞬垣間見たそんな一瞬があった。
その時の感覚があまりにも平和で私は瞑想は本当に禅でもあるように人間を中心に定めてくれて心穏やかにしてくれるものなんだと実感した。
私達人間は、中心に定まる事が日常では難しく感じる。中心すら分からないそんな感じにも思える。それはあまりにも気持ちが外に向き過ぎているからだと思う。人からの見られ方や、自分の身なり、行動、言われた事、言う事、やる事、なす事。私達は気にする。もしあなたが何も気にしないと答えられる人ならばあなたは内側にコミュニケート出来ている人間だと私は思う。なぜならば私は前者だからである。
私の恩師でもあるオーストリアの優しい先生が国に帰る前に言った言葉。
「七瀬、あなたのオーラは右や左にズレやすい。それはあなたのおかれている環境で人の影響を受けやすいのも手伝っての事ですが、意識を外に向けるのは極力お止めなさい。自分の中心にいつもいなさい。もし中心にいられない気持ちになったのなら、1人になれる場所で、深い深呼吸をしてお腹にたっぷりと息を5回吸い込みなさい。目をつぶる事だけが瞑想ではないのです。息をお腹に吸い込み緊張を自分から解き放っていく事それが真のリラックス瞑想というものなのです。そのように外に意識を向ける事は自分を傷つけるだけなのです。」
この言葉はプライベートの私に向けられた大事な言葉だ。
この言葉をこのように文章に残す事によって、少しでも誰かの緊張感や不安やストレス、恐怖などが解き放たれていくヒントがあれば良いなと心から思う。私自身も、いつも中心に定まりたい。そう切実に思う。
2005/07/22
2005/02/16